これまでの記事では、緻密な勉強計画の立て方など、主に戦略的な話をしてきました。

今日は少し趣向を変えて、メンタル面での話をしたいと思います。

 

(またまた体験談ですみません!)

私が受験生のころはまだオープンスクールといったものはなく、

夏休みの時期になると、それぞれが大学のキャンパスを自主的に訪れるという程度のものでした。

 

予備校の前期のスケジュールが終わった浪人時代の夏休み、

高校時代からの友人に「外大、一緒に見に行かへんか?」と誘われました。

そもそも友達のほうが外大希望で、声をかけられたわけです。

 

そのころ、確かに英語の勉強は面白いなと感じながらも、

自分の中では「外国語大学」を受けようということはまったく考えていませんでした。

 

仲のいい友人の誘いでもあったので、

「ま、気晴らしに見に行ってみるか」 くらいの軽い気持ちで付き合うことにしました。

 

大学最寄りの駅(千里中央)から出ている市バスに乗り、大学に近づくにつれて、

大学近郊に住んでいる外国人留学生が次々とバスに乗り込んできます。

 

アジア、中東、アフリカ、欧米、ロシア、などさまざまな国籍の留学生がバスにどんどん

乗り込みます。今まで聞いたこともないような外国語、民族衣装っぽい服装、など

にわかにバスの中が国際色豊かになっていきます。

 

単純なことですが、このバスの中で、

「あ!この大学に行きたい」

とはっきり感じたのを今でもよく覚えています。

 

それまで、法学部がいいか?経済学部がいいか?とあれこれ考えてはいましたが、

結局、大学行きのバスの中、そしてその後訪れた大学のキャンパスを見たことが、

ここを受けようと決める大きなきっかけになりました。

 

その後、受験勉強で煮詰まりそうになっても、この大学に行きたいんだという気持ち(情熱)は、

当時の自分にとって、非常に大きな原動力になっていたように思います。

 

皆さんのなかにも、なかなか受験勉強をする気になれないという人もいるかもしれません。

また、

「そんな単純な理由で、志望校を決めちゃいけないでしょ」と思う人もいるでしょう。

 

確かに当時の私ほど単純に決めてはいけません(笑)。

大学に行ったあとの就職のことなどもしっかり考えたほうがいいのは間違いありません。

 

それでもなお、あまり先のことを細かく考えすぎてもしょうがないこともあります。

緻密に将来のことを考えて選び抜いた大学に行ったとしても、

どこか自分の期待どおりではない、と感じる部分はあるでしょう。

また、就職活動時の景気のよしあしで大きく左右されることも間違いのない事実です。

 

しっかり将来のことを考えて、行きたい大学を絞り込んだなら、

実際に足を運んで「楽しい大学生活」を先取りした気分になってみてください。

説明会を聞くだけでなく、大学のキャンパスの雰囲気や大学生の様子をよく見てきてください。

 

ついでに大学の食堂で昼ごはんも味わってみてください。

(冗談ではなく、大真面目です)

大学生に混じって、「大学生活の擬似体験」を先取りするのです。

 

きっと、大学生活の自由な雰囲気へのあこがれやワクワク感を感じることが出来るはずです。

それが(当時の私のように)受験勉強への情熱に、燃料を注ぐきっかけになるかもしれません。

 

実体験や感動のともなった「目標設定」ほど強いものはない、

本当にそう思います。

 

 

 

 

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