リーマンショック以降、世界の経済状況はいっそう悪くなっているようにさえ見えます。

 

このような時代環境で、高校生の皆さんも、

「就職」についてもしっかりと具体的なことを考えて、大学選びをしている人が多いなと感じます。

もちろんそれは皆さんにとって当然のことですし、すばらしいと思います。

 

で、もう少し本音ベースで表現するなら、

 

「少しでも偏差値が高くて、就職実績のいい大学に入って、大きな会社に入って、安定した職業につく」

 

口には出さずとも、本音ではそれが目標だと思います。

保護者の皆さんにしてみれば、子どもの将来を考えると「それは当たり前」といった感じかもしれません。

 

 

ただ、もう少しだけ補足して、高校生の皆さんにお伝えしたいことがあります。

以下は会社員のころ、新入社員の採用面接関連を担当していたしたことを踏まえての話です。

 

「就職活動」とはつまり、

“大人(社会人)から、自分はいったいどんな人間だと受け止められるのか”

を総合的にアピールする場だと思います。

 

そこで大切なことは、

「高校や大学で身につけた知識やスキルだけでなく、総合的な人間性も含めて」

アピールする必要があるということでしょう。

 

 

以下は、私が採用面接の際、学生たちを見ていた視点です。

 

 

・ 大人社会に入っても、うまくコミュニケーションがとれて、まわりと気持ちよく付き合えるかどうか。

・ 自分の意思で物事を進めたり決断ができ、自分で責任がとれる度量があるかどうか。

・ 相手の立場に立って物事を考え、細やかな心遣いができるかどうか。

・ 学生時代になにかに情熱を燃やした経験があるかどうか。

・ 今いきいきと楽しそうにしているか。

 

上に挙げたような視点が社会に出てから必須であることは、

保護者の皆さんであれば十分ご納得いただけると思います。

 

そう、

今高校生の皆さんに頭の片隅においていてほしいことは、

「いくら学生時代に成績がよくても(知識が豊富でも)、それは選考基準のほんの一部でしかないよ」

ということです。

 

コミュニケーション力、心配り、やる気、自立心、、、

要するに「人柄」が備わっていてはじめて、高い学歴も生かせるというものです。

 

このことは、昨今の大学生の就職事情を見ていても明らかです。

そして、いつの時代も変わらずそうなのだと思います。

どんなに不況であっても、逆に好景気であっても、です。

 

・ コミュニケーションがうまくなるために、まずは元気に挨拶をしてみる。

・ 受験勉強を自分で考えて、計画を立ててやってみる。成績が下がっても人のせいにしない。

・ 学校で休憩時間に、困っている友達を助けてあげる。

・ 楽しい場面では思いっきり楽しむ(アホになる!笑)

 

今日から始められることはたくさんあります。

 

そして、大学生になれば、

「もっともっと人柄をみがくチャンス(時間も機会も環境も)」

がそろっています。

 

今勉強に集中することは大切ですが、

希望通りの就職先を見つけるためにも、充実したその後の社会人生活を送るためにも、

しっかりと「人間力」をみがいていきましょう!

 

 

 

 

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