今日のタイトルからはいろんな反応がありそうですね。

 

「受験は競争でしょ。友達を応援するなんて話が逆じゃないの?」

「確かに言ってることは分かるけど、そんな綺麗ごと言っても現実的じゃないよ。」

「自分のことで精一杯なのに、他人の応援なんて出来るわけないじゃない。」

 

など、いくらでも反論が出てきそうです^^;

 

 

これまでどおり、今回も自分の体験に基づいて書きますね。

 

私は高校時代、野球部に所属していたのですが、3年間厳しい練習に明け暮れた日々でした。

そんななかで学んだ一番大きなことは、やはり仲間の大切さだったように思います。

 

 

高校野球とはいえ、そこは厳しい競争の世界です。

チーム内での激しいポジション争いもありましたし、試合になれば他校との厳しい戦いがあります。

 

でも一歩グランドを離れると、

敵味方関係なしに「同じ汗を流した仲間なんだ」という気持ちをみんな持っていたように思います。

やがて部活を引退し、グランドを離れても、

相変わらず受験勉強で励ましあえる仲間がいたのは私にとって幸いでした。

 

 

「お前がんばれよ!」  「おう、お前もな。」

高校や予備校の帰り道にはいつもこんなやりとりがありました。

(出来の悪い私には大きな救いでした。)

 

 

ついついクラスの友達がみんなライバルに思えて、

競争に勝たねば!という気持ちが芽生えるのもそれは十分にわかります。

 

 

でも、一度冷静に考えてみてほしいのです。

 

同じ大学を目指している同じクラスの森山君(仮名)の成績が伸びたからといって、

果たして本当に、自分がその大学に受かる可能性が下がってしまうのかどうか。

そんなことを四六時中考えていたところで、自分にとってなにかプラスがあるのかどうか。

 

 

大学受験はいわば、全国大会のようなもの。

同じクラスの森山君に無事勝ったとしても、全国には同じように努力している受験生がたくさんいます。

それはもう、自分の想像を超えた世界です。

 

 

「受験は競争なんだから」と考えるのは自由ですが、「はっきりそれとわかる競争」はどこにも存在しません。

ましてや「競争に勝つための戦略」も存在しません。

 

 

ただひとつ現実的なのは、

「積み上げてきた自分の力を最大限出し切ること」 それだけではないでしょうか。

 

 

「友達を心から応援する」

 

まだやったことがない人は、だまされたと思って(笑)、友達を励ます言葉をかけてあげてください。

 

 

たとえ、声をかけた相手がそれほど仲のいいクラスメートではなかったとしても、きっと喜んでくれることでしょう。

何よりも大きいのは、意外なほど自分自身がすがすがしい気持ちになっていることに気づけるということです。

 

 

そしてお互いの心の中に、

 

「苦しいのは自分だけじゃない。あいつもがんばってる。」

「みんなで気持ちをひとつにして、困難を乗り越えていこう」

 

 

そんな気持ちになれたなら、

孤独な時、くじけそうな時、不安になりそうな時、落ち込んだ時もしっかりと乗り越えていけるはずです。

 

 

そう、サッカーワールドカップの日本代表、岡田監督風にいえば、

 

「このチーム(皆さん受験生)には、他のチーム(受験生)にはない大きな力がある。」

 

そんな可能性を秘めた受験生活を送ることができるかもしれませんよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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