こんにちは。

さて、前回の記事から、

2020年(東京オリンピック開催の年)に向けての日本の英語教育の大きな変化について、

判る範囲で情報をご提供させていただいています。

 

前回は、小・中学校での具体的な変化についてご紹介しました。

今回は、高校生対象の内容をお届けしたいと思います。

 

高校生に関しては盛りだくさん、私自身も言いたいことはたくさんありますが(笑)、

今日は簡潔に、現時点で判明している情報とそのポイントのみをお届けします。

正直、まだ未知数のことが多すぎて、具体的な情報のご提供が出来ない点、ご了承ください。

 

 

【ポイント1】 仮称 「達成度テスト(基礎・発展)」 の導入

 

現行のセンター試験との大きな違いは、

 

①実施時期が一回きり(一発勝負)だと各生徒に心理的な負担が大きいため、高校在学中に何回かチャレンジできるようにするということ、

②知識偏重の1点刻みの選抜にならないよう、

試験結果はレベルに応じて段階別に表示(Aランク、Bランク等?)して、資格試験的な位置づけにするということ

 

この2点です。

 

これが文科省のホームページにも掲載されているレベルです。

詳細(実施時期・大学入試での活用方法など)はまだ不明です。

 

とはいえ、次のような疑問が当然生じます。

 

①既に学校の定期テストで各生徒の履修状況をチェックしているにもかかわらず、

さらに 「達成度テスト」 が複数回実施されることで、

高校入学時からテスト漬けになる(そういう風潮になる)のではないか、ということ。

 

②点数が明確に出ず、ランク判定のような形式になると、大学側の入試での活用方法が不明瞭になる、ということ。

現在私立大学で幅広く利用されている「センター試験利用入試(センターの取得点数のみ出願要件にする)」

等が、大学側で運営しにくくなる、ということ。

 

 

上記のような疑問は生じます。

また、2020年度から全面実施されるカリキュラムが、

小・中学校の英語教育にかなり前倒しされるのかな、と個人的には予想しています。

 

 

マスコミ報道では、次のような内容が報道されています。

あくまでも文科省の公式発表ではない(=報道が先走っている可能性がある)ので、

慎重に受け止める必要はあると思います。

 

① センター試験は5年後をメドに廃止し、達成度テストに全面移行する。

②2018年度以降、TOEFL71点、TOEIC780点以上ならセンター試験を満点扱いとする。

 

など

 

以上、ご参考まで。

 

達成度テストの基礎と発展の違い、英語の各種資格試験と大学入試の関係、などなど、

まだまだお伝えしたい情報がありますので、次回以降の更新をお待ちください。

 

それではまた^^。

 

 

 

 

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