共通テスト(英語)を難化させるなら①総語数を増やす②問題文と選択肢のパラフレーズを増やす③infer,suggest,imply等類推問題を増やす④図表の情報量を増やす⑤一文の文構造を複雑化長文化する、などの方法が考えられます。ただ、現実的には上記④が現実的な手法のように感じます。

それ以外の手法は試行調査にも見られないし、あえて作問者が避けているような印象を受けます。ただ、ないとは言い切れないので、センター試験の第4問、小説に移行する前の第5問あたりをやっておくといいかもしれませんね。現行の共通テストは、量的な負荷はかかっていますが、質的な負荷が少ない印象ですね。これだと速読力、情報処理能力以外の要素が測りにくいといった側面はあると思います。もうちょっと工夫を凝らしてもいいと思うのですが。

結局、上記の①と④の要素が今年の本試験で見られたと思います。ある程度問題慣れしていれば対応できるので、難易度の変化はそれほどないと感じていました。②③が盛り込まれると、語彙力や真の読解力も反映されるので、難化するならポイントはそこかな、という印象です。上記⑤も難易度が上がるファクターになりますね。