こんにちは。

 

今日は高校生の皆さんが定期的に受けている、

大手予備校の全国模試の 「成績表」 を見る際のポイントをお話したいと思います。

 

まず模試の難易度についてのお話ですが、

高校3年間を通じて、難易度が大きく変わる(難しくなる)時期があると私は考えています。

 

具体的には、高校2年生の2学期に実施される模試あたりです。

その頃から長文問題(英語の文章)の話題、語彙レベル、構文の複雑さ、etc が

それまで(高校1年生~2年生前半)と比べて、格段に難しくなっています。

 

そして、、

これまで中学からずっと英語の成績が良かった、という人が、

ちょうどこの時期から成績が落ちていくというケースでご相談を受けることがよくあります。

 

模試の難易度が簡単な(高2の2学期あたりまで)うちは、

全受験者のなかでも、

比較的高得点をとる人が多いため、模試では高い偏差値が出やすい傾向があります。

得意な人なら偏差値70台後半から80台も可能でしょう。

 

ところが問題の難易度が上がるにつれて、

高得点を取る人は全受験者数からみてもごくわずかになり、

平均点前後(偏差値45あたりから55あたりまで)に非常に多くの受験者が

集中するようになります。

 

そうなると、(客観的に考えて)

偏差値の意味そのものが変わってくるはずです。

 

 

ですから、同じ偏差値50をとっていても、以下のような読み取り方が必要になってきます。

 

「問題が難しくなったにも関わらず、偏差値55に上がった!」

「問題が難しくなったけれども、なんとか偏差値50をキープしている」

「問題が難しくなったので、偏差値が45に下がってしまった」

 

高得点を取る人が少なくなるということは、

偏差値70~80あたりの成績をとる人がごく僅かしかいない、ということです。

 

また、マラソンにたとえるとわかりやすいと思うのですが、

 

トップを走る何人かのランナーを除いた2番手グループの集団(偏差値40台~60台)は、

十分に 「順位が変わる(=偏差値が上がる・または下がる)可能性がある」 ということになります。

 

また、 「大学受験に向けて、方向性が的確な勉強を積み重ねる」 ことによって、

集団を抜け出して、一気にトップに躍り出る(偏差値が劇的に上がる)ことも可能です。

 

ですから、

高校3年間を通じて、そのような視点で模試の成績表を認識しておくことが大切になります。

 

少なくとも高校2年生の段階での志望校のランク判定(A~E)では何も判断しないほうがいい、

具体的な対策を考える必要はあるけれど。。。 というふうに私は考えています。

 

 

簡潔にまとめると、

 

「誰でも成績が伸びる可能性がある(精神論ではなくて客観的に)」

「最後まであきらめてはいけない」

ということだと思います。

 

これは、

高校生の皆さんの模試の成績を数多く見てきた上で、私なりのデータ分析をした結果であるのと同時に、

私自身が受験生の頃、偏差値40台→70台へと短期間に成績が上がる経験をした実体験に基づくものです。

 

 

英語の成績が、努力してもなかなか上がらない感じは誰にでもあると思います。

3年間の高校生活のなかで、やり方に迷いや不安を感じることも多いと思います。

 

それでもなお、信念を持って 「単語を覚える努力」 「文法問題をマスターする努力」

「長文を理解する努力」などを積み重ねていってください。

 

勉強の方向性さえ間違っていなければ必ず成果が現れてくるはずです。

それもかなり劇的な形で(ちょっとの伸びではなく)、

機が熟したタイミングで一気に伸びてくると思います。

 

 

根気強く、希望をもって英語の勉強を続けていってください!

 

 

 

 

 

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