突然ですが、今日のタイトル。

「なんで勉強しなくちゃいけないの?」

 

この「問い」は今の子どもたちに限らず、大人だって誰しも一度は学生時代に
自分に問いかけてきた、「永遠のテーマ」かもしれませんね。

ところが大人になった今では、

「もっといろんなことを勉強しておけばよかったな~」と思ったりもしますよね。

中高生の皆さんにはまだ想像がつかないことか思いますが、
同世代の親御さんにはおそらく分かっていただけると思います(笑)。

 

私自身、今さらながら、理数系の学問(数学や物理など)の世界の面白さがちゃんと理解できたら
どんなに面白いだろうと、ふと思うことがあります。

 

学生時代はといえば、

宿題が出たから、テストが近いから、高校や大学入試に必要だから、
などの理由で「やらされてる感」「がんばる感」「やってもだめだ感」「義務感」
といった気持ちで一杯だったのかもしれません。
(もちろんその中に「大きな達成感」があったのも事実です。)

 

でも考えてみればおかしなことではありますよね。

自分が歩んでいく人生で、自分が創っていく人生で、
「なにか自分以外のだれかにやらされてる感」を感じているなんて。

そこでつぶやくこのひとこと。

 

「なんで勉強しなくちゃいけないの?」

 

考えてみれば(私の場合はですが)、

「将来の夢=ビジョン」をなんにも持っていなかった、これが大きな問題だったように思います。

英語は好きだけれど、

「将来何がしたいのか?」「どんな仕事が世の中にあるのか?」

肝心のことをよく考えていませんでした。

 

世の中がバブルの最高潮に近づいていく、そんな右肩上がりの時代に高校・大学時代を過ごした私は、

 

「とりあえず何も考えなくても、なんとか大きい会社に就職できるんじゃないか」といった、
今考えればずいぶんお気楽な学生だったな、と思います。

「こうなりたい」という明確なビジョンがなくても、

目の前の目標に向かってひとつずつがんばっていればなんとかなる、老後まで安心の生活が
送れる、

確かにそんな時代でしたし、がんばってきたことが今の自分にとって「大きなな財産」になっている
のは間違いないと思います。

 

相当頑張ったと思います。契約をもらうためなら、週のほとんどが残業や接待の毎日。。

 

私は、サラリーマンの方々のお気持ち、イタイほど分かります。
お世話になった会社の先輩や、同僚、後輩をはじめ、頑張っていらっしゃる方々のことを
心から応援しています。(反面、自分が皆さんに心配かけている立場でもあるのですが笑)
ただ、「時代が大きく変化してきている」 それは強く感じます。

 

働き方といった問題だけではなく、価値観、というか心のもちようそのものが、ずいぶん
根底から揺さぶられる時代になったように思います。

 

子どもの頃の「なんで勉強しなくちゃいけないの?」は、
大人になった今、「なんで働かなくちゃいけないの?」にそのまま置き換わっていたのかもしれません。

大人も子どもも今、

 

「10年後の幸せな自分ってどんな姿?」
「だれと過ごして、何の仕事をして、どんな生活をしたい?」

 

かなう夢、リアルな夢を思い描くことから逆算して、今の生活を見直すことが必要なのかもしれません。

 

「なぜ勉強しなくちゃいけないの?」って聞かれたら、

「なんでそんな質問するの?
そりゃあ大人になってこんな夢がかなえたくて、そのために勉強してるんだよ」

 

そんなふうに笑顔で返せる、そんな子どもたちが育ってくれるといいですね。

 

 

 

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