前回の記事までに、「理想の姿」を現実に、そして緻密な計画に落とし込む作業をお話しました。

ぜひ受験生の皆さんにも、効果を体感してもらいたいなと思っています。

 

そして道筋(勉強計画)が決まったら、さあ出発です。

でもなかなか、目標設定したとおりに勉強が進まないことは大いにあるでしょうね。

 

私自身も本当に自分のペースや勉強スタイルをつかむには一ヶ月ほどかかったように思います。

その間、毎日試行錯誤し、日々改善の努力を積み重ねました。

 

 

そんな自分の体験から、以下の点に注意しておくと比較的早くペースがつかめるのではないかと思います。

 

ひとつには、毎日のメニューを長くても1時間、短いものは30分程度におさえ、まんべんなく勉強することが

大切かと思います。

 

たとえば、、、(いつものとおり、あくまで参考例です。自分で最適なメニューを作りましょう)

 

平日メニューで、

1.数学 問題演習 【40分】

2.世界史 決めた範囲の暗記 【30分】

3.古文単語 20個暗記 【30分】

4.英単語 30個見直し+新たに10個覚える【30分】

合計2時間10分

 

このような感じで、なるべく数多くのメニューを、短時間集中型で取り組みます。

塾のない平日なら、もう少し多めのメニューに取り組めそうですね。

 

こういう勉強のしかたにすると、

 

・1教科に費やす時間を最初に決めているので、とにかく集中できる(しようという気持ちになる)。

・時間が来たら、その教科の勉強に少々納得がいなかくてもパッと切り替える。

すると気持ちも切り替わる。メリハリがついて、勉強のリズムがかえってよくなる。

各メニューの合間に、5分~10分休憩を入れてみてください。

その間ちょっと休んでお茶を飲む、1曲好きなJPOPを聞く、など自分にごほうびを準備しておくと

なおよいでしょう。

 

ただし体調が悪くないかぎり、10分以上の休憩はかえって逆効果です。

集中力を取り戻すのにずいぶん時間がかかってしまう、エンジンを温めなおすのにまた

時間がかかってしまう感じでしょうか。

 

 

長い受験生活で精神的に追い詰められる気持ちにはまりやすいパターンは、

「苦手な教科だから」という理由で2時間、3時間ぶっ続けで勉強して、

かえってその後のリズムを崩してしまうことです。

 

苦手だ、ということは「時間をかければ成績が上がる」という見方もできますが、

「時間をかけたわりに成績が伸びない=時間の使い方が非効率になる」大きなリスクもあることを

頭においておきましょう。

 

得意な教科、まあまあの教科、苦手な教科、という意味でも「まんべんなく」「リズムよく」が

長い目でみると効果的だと思います。

 

では、また次回に。

 

 

 

 

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